基礎体温で何がわかるの?

妊娠には女性ホルモンの分泌が大きく関与しています。正常な月経周期の基礎体温パターンは2相(低温期と高温期)になっています。継続的に測定することで、現在の身体の状態を知ることが出来ます。

■基礎体温の測定方法
一般に基礎体温とは一定時間(4~5時間)以上の睡眠後、起床時の安静な状態で測定した体温をいいます。安静状態の体温が女性ホルモンのバランスを反映するため、起き上がらずに、横になった状態のまま測定することが大事です。出来るだけ細かい測定ができる、婦人用体温計を口の中に入れて使用します。
具体的には、寝起き一番、布団から起き上がる前に婦人用体温計を舌の裏側におき、測定できるまで安静に待ちます。寝る前に枕元に婦人体温計を用意しておきましょう。

■正常な場合の基礎体温パターン
月経開始日から排卵日までは低温期です。低温期の期間は個人差があります(これが生理周期の個人差です)。月経がはじまると卵胞の発育に伴ってエストロゲンが分泌されます。エストロゲンの分泌がピークになるとLHサージが起こり、排卵が起こります。排卵が起こると卵胞はLHにより黄体化し、多量のプロゲステロンを分泌します。プロゲステロン(黄体ホルモン)の分泌が始まると、基礎体温が上昇し、高温期に入ります。高温期は12~14日間続きます。正常な場合、低温期と高温期が2相性になっています。基礎体温が2相性であることは、子宮内膜にプロゲステロンが作用していることを示します。

■妊娠したときの基礎体温パターン
低温期と高温期が2相になっていて、高温期が2週間以上続きます。

■黄体機能不全
低温期と高温期が2相に分かれていますが、高温期が安定せず体温の陥落があったり、高温期が10日以内と短いです。プロゲステロンの減少が早く起こるため、月経のタイミングも早くなります。

■無排卵
体温が1相性で、高温期がありません。卵胞が黄体に変化せず、プロゲステロン分泌の増加が起こらないため、体温の上昇がみられません。

私も実際に使用している婦人用体温計を紹介させていただきます。オムロンのMC-652LCは、約10秒で測定できるため、一分一秒が惜しい忙しい朝に便利ですし、口にくわえたまま二度寝してうまく測れなかったということもありません。

Bluetooth通信機能を搭載しているので、測定した体温をスマートフォンに転送して管理ができます。転送したデータは基礎体温管理アプリで管理できるので、面倒な入力もなく管理がとても楽になりました。



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